小学校に入る前に、保育園なり幼稚園を経験していなければいけない、ということはもはや誰も疑っていません。幼稚園の他に習い事や幼児教室に通わせることも、珍しくないようです。こどもの教育に熱心な保護者の姿、といってもよいでしょう。大人は、こどものためになるから、教室といっても遊びのようなものだから、こどもが嫌がらないから、ということで安心しているかもしれません。
幼児といっても、大人の気持ちは結構分かっていますし、信頼する大人の期待にこたえたい、と思っています。どんなに楽しく遊んでいるようでも、家庭以外の場所では緊張感があり、精神的にも疲れているはずですから、家庭にいるときは、充分リラックスさせてやりましょう。大人も忙しく疲れているときは、テレビやビデオの助けを借りたってよいではないですか。ただ、一方的に見せるのではなく、それを材料にして、言葉なり気分なり、共有するものを持てるといいですね。結局、人と人との触れ合いから得るものほど確かなものはない、といえるのではないでしょうか。
満ち足りた気持ちで遊んでいる時、幼児がそこから学んでいるものは、確かにあるはずですが目に見えません。でもこうして身に付けたものは、将来「人間力」「社会力」と呼ばれているような力となって現れてくるでしょう。
