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親にとっては「しつけ」が大事

しつけの第一歩は信頼関係を築くこと

幼いこどもには、生き物としての生活リズムを整えてやり、心身ともに健康にと願って育てます。しかし、複雑に発達した社会のなかで生きるために、人間としての「しつけ」も必要となります。大人から見て「してはいけないこと」を幼いこどもに分かってもらわなければなりません。

言葉が通じるようになれば、言って聞かせる、というやり方ができます。それまでは、生命の維持に関係するような、危険の回避を教える場合のみ、やむを得ず身体で覚えさせる、ということもあるかもしれません。例えばアイロンに触ろうとする、などという場合でしょうか。

大人にとって「してはいけない」と思えることでも、幼児の発達段階によっては、理解できないこともあります。ただ禁止するだけでは心を萎縮させかねません。発達段階を見極めることも必要ですが、なぜいけないのか、心を込めて真剣に話すことが大事です。全て分からなくても、大人の真剣さは感知します。理解できなくても納得することはできるでしょう。納得できなくても、「この人を怒らせるのはよそう」と思うかもしれません。

実際、幼児が自発的に「これをしてはいけない」と思うのは、大人との関係がものをいいます。信頼している大人が禁止したからやらない、というのが幼児の気持ちではないでしょうか。考えてみれば、このことは幼児に限らないかもしれませんね。