最近のアンケート調査で、成績と朝食との関係が指摘されていました。これは朝食を食べること自体が影響するというより、規則正しい生活習慣のある家庭で育てられていることが、成績に反映されるということのようです。では何をもって「正しい」なのか、疑問に思う人もあるかもしれません。
最近の私達の生活は、機械の恩恵で驚くほど便利になっています。ましてパソコンが日常に根を下ろしてからは、便利だと実感する間もないほどの速さで、かつての日常生活とは日々の様相が違っています。そんななか、自分達が生き物であることすら、忘れかけているような気がします。
数百万年にも及ぶ人類の歴史で、一晩中起きていることが珍しくなくなってから、何十年もありません。暗くなれば寝て、明るくなれば起きて活動する、食べ物は安易に手に入るものではない、というのが生き物本来の生活形態ではないでしょうか。といっても原始時代に戻ろう、というわけではありません。寝るべき時に寝る、食べるべき時に食べる。身体を清潔に保つ、先人の知恵を学ぶといったことが、いつの間にかおろそかになっているのが、昨今の事情です。せめて、一生使う身体のベース作りの時期には、身体が求めているはずの生活リズムを取り戻してやりたいものです。
